こんばんは、 きよ です。
事の始まりは、いつからだったのか・・・
後から思い返せば、色々思いつくけど・・・
小羽は、以前から喉を傷めているらしく、よく咳をしていました。
吐くような動作も多く、かかりつけの病院で診てもらうことにしていました。
4月の半ばの日曜日、午前にトリミングに行ったときに、トリマーさんに「小羽ちゃん、いつもうるさい位元気なのに今日は大人しかった。トリミング中に立ったまま、うんPしてたよ」と言われました。
それでも、元気のない素振りはなかったので、かねてから喉の件で病院を予約していたので、午後に病院に連れて行きました。
抗生剤の注射を打ってもらい、飲み薬をもらって帰ってきました。
帰り着いたとたん、真っ黄色なオシッコをしたので、ののさんが「あれ?」と思ったのですが、様子を見ることにしました。
月曜(4/16)の夜ご飯の時に、小羽が何か痛がった鳴き声を上げたそうです。
ののさんも7チー分のご飯をあげていてバタバタしているので、何が原因で痛がったのか、その時は分からなかったそうです。
ところが、その時から食いしん坊の小羽がご飯を食べなくなりました。
火曜、水曜は病院が休みで連れて行けず様子を見ていましたが、食べようとしないので、木曜にののさんが休みをもらい病院へ連れて行きました。
事情を話しましたが、ワンコには人間のような栄養を取るための点滴がないそうです。
血液検査の結果は、急性肝炎になっているとか・・・
「何か変なもの食べさせました?」って言われても、変なものどころかほとんど食べれてないのが現状でした。
レントゲンを撮ってもらった所見では「もしかすると首かも知れない」と言われました。
首の骨が詰まり過ぎてるとのことでした。
この時点では、小羽はご飯を食べてくれないだけで、目立った症状は出ていませんでした。
何日も食べていない・・・「これ以上食べないでいると危ない。このまま金曜の仕事に行って小羽に何かあっても対処できない。怖い!」
そう思ったののさんは、私に連絡を入れてくれました。
その時に初めて事の成り行きを聞き、ののさんから「もし休みが取れるなら来て欲しい」と言われました。
23時を回っていましたが、すぐに上司に連絡を入れ、休みをもらい、飛んで行きました。
のの家について、事情を聞いているときに小羽がクレートから出てこようとしました。
ほとんど歩けてない状態で出てきたかと思うと悲鳴をあげて痛がるのです。
四肢は硬直して、失禁までしていました。
さすがに、私たちも驚きました。
まさか、こんな酷い状態になってるいるなんて・・・
その日の夜は、小羽の傍で一緒に寝ましたが、心配で心配でロクに眠れませんでした。
小羽も眠れていないようで、時々動いては悲鳴をあげて痛がります。
傍にいても何もしてあげられず泣きそうになりました。
翌日、病院の開始時間にソッコー電話して連れて行きました。
診断では、首の可能性が一番高いと言われました。
外科的な処置を希望する場合、2次機関を紹介することもできると言われましたが、その場合はMRIを撮らないと診断できないそうで、それには麻酔が必要だと言われました。
ただでさえ麻酔はリスクがあるのに、急性肝炎になってるいる状態で麻酔をするのは危険なのではないかと思いました。
内科的治療をを試みるなら、痛み止めの注射を4日間連続で打つ方法があると言われ、運が良ければ、それで50%の子は歩けるようになると言われました。
麻酔の危険性を重く見た私は、内科的処置を選びました。
金土日月で、月曜(4/23)は、もう一度ののさんにお休みを取ってもらいました。
金と土くらいまでは、小羽が体勢を変えようと動く度に、激痛ポイントを刺激する時があって「キャンキャン」と悲痛な叫びを上げていました。
日曜あたりからは、痛みを訴えることがなくなりました。
それでも小羽は歩くことができないので、オムツをさせました。
ご飯については、金曜(4/20)の夜から、抱っこして高カロリーの柔らかフードを口に持っていってあげると食べるようになりました。
水分はシリンジで少しづつ与えました。
GWに入りましたが、私は4/30〜5/3まで仕事だったので小羽の介抱をすることができず心配しながらヤキモキしていました。
ののさんの話では、夜泣きが激しかったそうです(^-^;)
痛み止めの注射から10日ほど経ちました(5/4)
痛がることは全くなくなりましたが、歩けるようになっていません。
ののさんから言われました。
「もし、ヘルニアならこれ以上時間をかけない方がいいんじゃないか、、、手術の方向性も視野に入れた方がいいんじゃないか、、、」
今の内科的処置だと、例え運よく歩けるようになるとしても時間がかかるらしいのです。
悩みました
麻酔のリスクもある・・・でも確かに、このままで歩けるようになる保証もない・・・
考えた結果・・・
もし手術ができそうなら、その可能性にかけてみようと・・・
5/5昼前にかかりつけの病院に行って、自分の思いを話し、2次機関の病院を紹介してもらい連絡を取ってもらいました。
その日の午後には連絡があり「今からでも、明日でも、いつでもいいですよ」という回答を頂きました。
東京都練馬区にある「動物救急センター練馬」です。
5/6の10:00に予約を入れました。
動物救急センター練馬では、まず小羽の四肢の麻痺具合を検査し、血液検査もしました。
血液検査の結果は、肝臓の数値は以前より改善されていました。
麻酔のリスクについては、例え肝臓の数値に改善が見られなくても「何を重要視するか」という視点で説明を受けました。
結果的には、このくらいの数値なら麻酔のリスクは普通と変わらないと言われ、まずMRIで首の状態を確認すると説明を受けました。
私達は、事前に話し合って決めていました、、、もし麻酔可能で、先生の診立てで手術対象だと判断されたら、確認行為や術の説明なしで、そのまま手術してもらおうと・・・
そう先生には言っていましたが、それでもMRI終了後に、しっかり説明してくれました。
手術対象であると・・・頸椎ヘルニアでした!
手術しても確実に歩けるようになる保証はないことも、言い含められました。
それでも、当初の考えていた通り、手術できるならやってもらうことにしました。
ヘルニアなら痛み止めでごまかし続けても、もっと悪くなって痛み止めでは効かなくなる可能性があるからです。
それなら諸悪の根源であるヘルニア部分を取り除くしかないと思ったのです。
押し付けられた脊髄がこれ以上損傷しないようにするには、それしかないと・・・
2時間くらいと言われていましたが、麻酔からなかなか醒めなかったので3時間強かかりました。
正直、麻酔から戻らない状態だった時、神様に祈りました。
あ、この病院ですが、MRIの時も、手術の時も窓からその様子を見ることができるのです。
時間がかかりましたが、無事手術は成功しました♪
術後の小羽ちゃんです
ヘルニア部位は、しっかりと取り除けたそうですが、ヘルニアと脊髄の間に靭帯があり、本来ならそこも剥がしてしまうはずだったのですが、症状がでてから2週間経っていたことが災いして、靭帯と脊髄がくっついてしまっているようで、無理に剥がすと脊髄を傷めるので、ヘルニア部位だけの除去となりました。
長くなったので、続きは明日書きますねw
ちなみに・・・・
ここから先は、小羽のMRI画像、術中の写真を記録も兼ねて残します。
そういう画像が苦手な方は、この先に進まないでください(^-^;)
MRI
どうも小羽は、生まれつき2〜5番の骨の間隔が狭い(ほぼないくらいくっ付いてる)らしく、首がしなやかにしならないようで、5番と6番の間に負担がかかってしまい、そこが変性した(ヘルニア化)ようです。
術中というか術後かな・・・
麻酔からなかなか戻らないので、色々やって起こしてくれているところです。
こんな感じで手術の様子を見ることができます。